腹と背中の肉をすべてそぎ落としたい、という痛烈な思い。
思いだけでは変わらないぜ、ジムに入会、ジムっていうのは決して行かないものと相場が決まってるものだけど、クラスにいけばいいのだ。だからベリーダンスだ!とはりきってスタジオへ。
正直、帰ろうかと思いましたね
なんていうか、私よりずーっとおなかのおおきいおばはん(ヒッチコックみたいだった)や、えらく気合のはいった化粧がほんのり悲しいおばはんが、ベリーダンス独特の腰巻を巻いてだね(シャンシャン音がなって大層楽しそう、しかし、多分だけど、うまい人ほどならない)、その腰巻だけじゃなく、ジャージなんて来てる人いないのよ。シースルーのうわっぱりとかなの。きっぱり腹に布地がない方もいた。
とはいえ、レッスンがはじまると、ウォーミングアップが終わって、さぁステップだ、というあたりで。遅れてきた人がいる。あれー遅刻ダメーって書いてあったのに!と思えど、刮目すべし。男性だったのだ。
別に、いいの。男性が座って用を足すとかもいいじゃんと思う。最近の男子高校生は髪をピンで留めているけど、それも、まぁいいや、と思う。なんなら別にスカートはいてもいい。
多分だけど、ベリーダンスが伝統的に女性だけのものとも思えないし、見たことないけど、男性もやってそうだ。
しかし中東からはるか離れたこの地で、女性が多い中の男性って居心地悪そうだなー。
彼もシャンシャン鳴る腰巻使ってたようだけど、これがまたかっこわるいおじさんでも面白かったんだよねー。
自分の中のジェンダー観を認識して、ちょっとあわてちゃいました。