神奈川近代美術館 葉山館でやってる「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」展、久しぶりに心が広がる展示を見たなー。
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http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2010/...
入り口にあった写真のおじいさんが面白いことを話してくれてるような感じ。
初期の木彫りもいい。
いわれなければ絶対わからない臼を使った作品も、いいんだよねー。
臼ってわかると、なお奥が広がるの。
最近のタペストリーものもいい。
作品も面白いんだけど、作り方も面白い。
・助手が数人いて、みんな好きな時間にきて、作業する。
・作業は個人ごとにきまっている。
・みんな、芸術作品を作ってるという意識はない。
そんな面白い過程を経て、酒瓶のふたを広げたりまるめたりしたものを銅線で組み合わせるという気の遠くなるような作業を経てできたものが、「インクのしみ」だったりして、大きいのか小さいのか、さっぱりわからないんだけど、もー面白いの。
美術館で写真とるとは何事か!と私はよく思うんだけど、これは外からとったもの。
ぜんぜんわからないと思うけど、見た感想としては、子どものころのことをおじいさんの話(国の独立、お父さんのこと、アフリカのこと)をきいてるみたいだよ。